令和2年マンション管理士試験問題と解説 〔問 40〕 

令和2年度(2020年11月実施)過去問解説

〔問 40〕 マンションの構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 建築基準法によれば、建築物の基礎及び基礎ぐいは、主要構造部に含まれ る。

2 免震装置には、建築物に伝わる地震の揺れを和らげる機能と揺れのエネル ギーを減衰させる機能がある。

3 ラーメン構造において耐力壁を設ける場合は、その耐力壁は、柱や梁 はり と構造 的に一体となるようにする。

 4 建築基準法において、建築物に作用する固定荷重のうち、屋根、床、壁等の 建築物の部分については、部分別に定められた数値により計算することができ る。

解説)

落とし穴:主要構造部は、防火管理上で重要な建築物の部分であるという知識。建築構造の問題も、工法の名称と意味をしっかりと身に着けることが合格への近道です。わかりやすい図や写真なしで、テキストを何度も読むことで基礎ぐい、ラーメン構造、耐力壁などを理解するのは、時間がかかる割に身に付きにくいでしょう。

選択肢1

主要構造部は、防火管理上重要な建築物の部分です。防火とは、建物が燃焼したり倒壊したり、延焼することを防止することです。建築物の基礎及び基礎ぐいは、建築物の最も下にある部分ですので、防火の観点からは、重要とはいいがたいです。

正しくない。

選択肢2

正しい。

選択肢3

正しい。

選択肢4

正しい。

以上のことから、正解は選択肢1です。

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