〔問 19〕 マンション敷地売却組合(この問いにおいて「組合」という。)が実施す るマンション敷地売却事業に関する次の記述のうち、マンションの建替え等の円滑 化に関する法律(平成 14 年法律第 78 号)の規定によれば、誤っているものはどれ か。
1 組合には、役員として、理事3人以上及び監事2人以上を置く。また、役員 として、理事長1人を置き、理事の互選により選任する。
2 組合は、その名称中にマンション敷地売却組合という文字を用いなければな らない。
3 組合員の数が 30 人を超える場合は、総会に代わってその権限を行わせるた めに総代会を設けることができる。
4 組合員及び総代は、定款に特別の定めがある場合を除き、各1個の議決権及 び選挙権を有する。

解説)
落とし穴:マンションの建替え等の円滑 化に関する法律の知識。
179条の条文があり、附則も数多くあります。条文をいちいち読んでいたら時間がかかってしまいます。区分所有法の学習が進まないと、手薄になってしまいがちですが、この問題は知っていれば解けるので、落とすのは惜しい問題です。
選択肢1
その通りです。(マンションの建替え等の円滑 化に関する法律126条第1項)
正しい。
選択肢2
その通りです。(マンションの建替え等の円滑 化に関する法律8条第1項)
正しい。
選択肢3
組合員数が30人でなく、50人以上の場合に、総代会を設けることができます。(マンションの建替え等の円滑 化に関する法律131条第1項)
正しくない。
選択肢4
そのとおりです。
(マンションの建替え等の円滑 化に関する法律133条第1項)
正しい。
以上のことから、選択肢3が正解になります。