令和2年マンション管理士試験問題と解説 〔問 29〕

令和2年度(2020年11月実施)過去問解説

〔問 29〕 管理組合の総会の議長に関する次の記述のうち、標準管理規約によれば、 適切なものはどれか。

1 組合員が管理規約に定められた手続に従い総会の招集を請求したにもかかわ らず、理事長が招集通知を発しない場合、当該組合員は臨時総会を招集するこ とができるが、その臨時総会では、理事長が議長となることはできない。

2 監事が管理組合の業務の執行に係る不正を報告するために招集した臨時総会 では、総会を招集した監事が総会の議長となる。

3 理事長が臨時総会を招集したが、臨時総会の当日に理事長に事故があって総 会に出席できない場合には、副理事長が理事長を代理して総会の議長となる。

4 外部専門家が理事長となっている管理組合において、その外部専門家を役員 に再任する議案を審議する通常総会では、総会の決議により理事長以外の議長 を選任しなければならない。

解説)

落とし穴:標準管理規約第42条第5項で定めている、総会の議長は、理事長が務めるのが原則。

しかし、例外があります。

組合員が組合員総数の5分の1以上、及び、議決権総数の5分の1以上に当たる(規約によって減じることができる)組合員の同意を得て、理事長に目的を示して総会の招集を請求した場合には、議長は、総会に出席した組合員(書面又は代理人によって議決権を行使する者を含む。)の議決権の過半数をもって、組合員の中から選任されます。

選択肢1

組合員が管理規約に定められた手続に従い総会の招集を請求したにもかかわ らず、理事長が招集通知を発しない場合、議長は出席した組合員の議決権の過半数をもって、組合員から選任するので、理事長が議長になることもあり得ます。

正しくない。

選択肢2

標準管理規約第41条第2項で、監事は総会を招集できますが、総会の議長となることまでは定められていません。

正しくない。

選択肢3

標準管理規約第39条により、副理事長は、理事長を補佐し、理事長に事故があるときは、その 職務を代理し、理事長が欠けたときは、その職務を行います。

正しい。

選択肢4

外部専門家が理事長の場合の理事長について、その外部専門家を役員 に再任する議案を審議する通常総会では、総会の決議により理事長以外の議長 を選任しなければならないという規定はありません。

正しくない。

以上のことから、選択肢3が正解になります。

タイトルとURLをコピーしました