令和2年マンション管理士試験問題と解説 〔問 36〕 

令和2年度(2020年11月実施)過去問解説

〔問 36〕 マンションの建物の調査・診断に関する次の記述のうち、適切でないもの はどれか。

1 調査・診断のレベルにおける簡易診断とは、現状把握、本調査・診断の要否 の判断を目的とした予備調査・診断のことである。

 2 調査・診断のレベルにおける詳細診断とは、劣化の要因を特定し、修繕工事 の要否や内容等を判断する目的で行う2次診断及び3次診断のことである。

3 2次診断で行われる非破壊試験とは、被検体である材料あるいは製品の材質 や形状、寸法に変化を与えないで、その健全性を調べる試験のことである。

4 3次診断で行われる局部破壊試験には、鉄筋のはつり出し、コンクリートの コア抜き試験や配管の抜管試験などがある。

解説)

落とし穴:建物の診断に関しては、予備調査、簡易診断など、日常使う言葉が特有の意味で使われているので、意識しないと迷って時間を無駄にしてしまいます。

選択肢1

簡易診断とは、本調査の一次診断のことで、劣化の危険性の判断を目的としています。予備調査とは、設計図書や過去の修繕などの履歴の調査、現地の目視調査のことです。

正しくない。

選択肢2

正しい。

選択肢3

正しい。

選択肢4

正しい。

以上のことから、選択肢1が正解になります。

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