令和3年マンション管理士試験問題と解説 〔問 37〕 

令和3年度(2021年11月実施)過去問解説

〔問 37〕 マンションの大規模修繕工事に関する次の記述のうち、適切でないものは どれか。

 1 CM(コンストラクションマネジメント)方式とは、専門家が発注者の立場 に立って、発注・設計・施工の各段階におけるマネジメント業務を行うこと で、全体を見通して効率的に工事を進める方式をいう。

2 責任施工方式では、初期の段階から工事中の仮設計画や工事実施手順等に配 慮した検討を行うことができる。

3 建築基準法の規定により、一級建築士が設計を行う必要がある工事を行う場 合においては、責任施工方式の場合でも、一級建築士である工事監理者を定め る必要がある。

 4 設計監理方式は、責任施工方式に比べて、工事内容と費用内訳の関係が不明瞭となりやすい。

解説)

合格へのポイント:選択肢1のCM(コンストラクションマネジメント)方式は、見慣れていなかったので、ちょっと不安になりました。また、選択肢3の一級建築士である工事監理者も、初めて読んだので、さらに不安が募ってきました。しかし、選択肢4が明らかに適切でないとわかりました。

適切でもそうでないとも判断できない場合には、しっかり勉強した他のことで正解に導かれることがあります。基本的な知識を身に着けることの大切さを再確認する問題です。

選択肢1

その通りです。

適切。

選択肢2

その通りです。

適切。

選択肢3

その通りです。

適切。

選択肢4

責任施工方式と設計監理方式が逆です。責任施工方式のほうが、工事内容と費用内訳の関係が不明瞭となりやすい。

不適切。

以上のことから、選択肢4が正解になります。

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